ある日突然いなくなった副支店長とざわつく銀行内部

レインボーバンクのアイキャッチ

いまの世の中、ハラスメント祭りでパワハラ、セクハラだけでなく様々なハラスメントにあふれている。

レインボーバンクでも、ある支店のA副支店長がハラスメントで降格となってしまった。

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ある日、レインボーバンクの副支店長が突然の降格

昨日まで一緒に仕事をしていた上司がある時突然、人事部から「自宅待機」を言い渡され、2週間ほどして出勤してきたかと思ったら、その日のうちに荷物をまとめて次の日からは本部預かりとなった。

同僚だった支店のみんなとお別れをすることもなく行ってしまった。

突然降格した副支店長

残された支店内では「何があったんだろうね…」という感じだったが、この手の話が大好きな人もいるわけで次の日、銀行内パソコンに掲載されている行員名簿をみて、すでにA副支店長が降格になっているのを見つけた。

支店内ではみんながさまざまな想像をして、いろいろな憶測が飛び交っていた。こんな事態の時はやっぱり支店長が事情説明をすべき。

でも、残念なことにその支店の支店長はお気楽だった。行員からの注目が集まる中、朝礼でしゃべったのは「みなさんご存知だと思いますので私からは説明を省きますが、A副支店長は△△部に異動となりました」だったらしい。

支店内のみんなは異動の事情を知らないし、この支店長の言い方だと何かを隠しているとさらに憶測を呼ぶ結果になってしまった。

驚くことにその2ヶ月後、他のメンバーの送別会に誰かがA元副支店長を呼んだらしい。呼ぶほうも呼ぶほうだけど、断ればいいのにA元副支店長は送別会にやってきた。

あとから分かったことだが、送別会に呼んだのはお気楽支店長だった。支店長とA元副支店長の鈍感力は素晴らしいと感心してしまった。

本当の降格理由は書類の改ざんだった

A元副支店長は何をやってしまったのか。突然、姿を消したあの日以来、みんな気になっていたが事の次第がだんだん分かってきた。

どうやら、書類の改ざんを自分だけでなく部下行員に指示して何度もやっていたらしい。

部下に不正を指示する銀行の副支店長

銀行というのは個人のお客様にお金を融資する場合、「手元の資金がこれだけあるので信用が担保できます」みたいな証拠として預金通帳の最終残高のページの写しを融資の審査書類に添付するのがお決まりである。

なのに、このA元副支店長は最終残高よりも沢山残高があるページを添付して、本来所有している銀行残高よりも多く資金があるように装ってごまかしていたらしい。

銀行としては貸したお金を返してもらえれば問題ないけど、返してもらえなくなった時が大変である。

銀行側が融資審査の際に回収した預金通帳の残高ページを根拠に「じゃあお金を貸した時は通帳に残高ありましたよね。あれで返してください」となるけれど、お客さんからすると「そんな大金もともと持ってないですよ」となって大騒ぎ。

なんと銀行内部で書類の改ざんが行われていたわけで、本来なら審査が通らずお金を貸せないお客さんに融資したということ。

当然、改ざんを行い、指示までしていた張本人のA元副支店長は降格となったということらしい。

驚きの逆転人事で副支店長に復活!?

改ざんという不正を行ったA元副支店長はレインボーバンクの本部預かりとなり、おとなしくしてたらしいが風のうわさではなんと再び副支店長に返り咲いているみたい。

だいぶ悪いことして降格になっているのに、また副支店長のポジションに返り咲くなんて信じられない話だ。

どういう力が働いたのかは知らないが、うっかりミスではなく銀行を騙す意思満々で降格になった人間を復活させるというのもおかしな話だけど、これも時代の流れなのかな。

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この記事を書いた人

【年間接客数350人以上】
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